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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
金子 兜太(カネコ トウタ)
1919年埼玉県生まれ。戦後、日銀勤務のかたわら俳句活動に入る。前衛俳句の旗手として頭角を現わし、1962年に同人誌『海程』を創刊。現代俳句協会会長などを歴任。1987年から30年間にわたって朝日俳壇の選者を務める。2018年没(享年98) 金子 兜太(カネコ トウタ)
1919年埼玉県生まれ。戦後、日銀勤務のかたわら俳句活動に入る。前衛俳句の旗手として頭角を現わし、1962年に同人誌『海程』を創刊。現代俳句協会会長などを歴任。1987年から30年間にわたって朝日俳壇の選者を務める。2018年没(享年98) |
「孤独」や「孤立」を感じる時代だからこそ、心に沁みる名句がある。漂泊・独居しながら句作を続け“放浪の俳人”と言われた種田山頭火と尾崎放哉の自由律俳句が今、再び脚光を浴びているという。厖大な作品群から、山頭火の句は現代俳句の泰斗・金子兜太が、放哉の句は芸人・芥川賞作家の又吉直樹が厳選・解説。名句を再発見する“奇跡の共著”。
もくじ情報:第1部 人生即遍路 種田山頭火「うしろ姿のしぐれてゆくか」―金子兜太・選(放浪の軌跡―略年譜と行脚地図;金子兜太選「山頭火」名句55選;選句にあたって「感覚で射止めた山頭火の句には、従来の俳句にはない新鮮な感銘がある」;キーワード解説);第2部 独居無言 尾崎放哉「咳をしても一人」―又吉直樹・選(放浪の軌跡―略年譜と流浪地図;又吉直樹選「放哉」名句55選;選句にあたって「放哉の句を読んで最初に感じたのは、言葉の強さですね」;キーワード解説;ゆかりの地を訪ねる;ブックガイド)