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出版社名:京都大学学術出版会
出版年月:2022年12月
ISBN:978-4-8140-0450-8
357P 22cm
岩田慶治を読む 今こそ〈自分学〉への道を
松本博之/編 関根康正/編
組合員価格 税込 4,807
(通常価格 税込 5,060円)
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:「存在論的転回」が人文学を揺るがしているという。しかし,南米の先住民研究に触発された存在論的アニミズム論はほんとうに新しいのか? いや,もっと有体に言えば,人間中心主義を批判しながら南米先住民社会の自然と人間の対称性を再び人間(人格)モデルを用いて外から解釈したに過ぎない。岩田慶治は,すでに1970年代,当時の挑戦的と言われた人類学者でさえ絶句した,人と草木虫魚の一体性を説いた。しかもそれは,草木虫魚とともに生きる東南アジアの人々の精神世界に,外からの解釈でなく,自己を投げ出す「参与」という実践の中から生まれたのだ。いまこそ〈自分学〉として成された新アニミズム論を評価し,狭い「学」と…(続く
内容紹介:「存在論的転回」が人文学を揺るがしているという。しかし,南米の先住民研究に触発された存在論的アニミズム論はほんとうに新しいのか? いや,もっと有体に言えば,人間中心主義を批判しながら南米先住民社会の自然と人間の対称性を再び人間(人格)モデルを用いて外から解釈したに過ぎない。岩田慶治は,すでに1970年代,当時の挑戦的と言われた人類学者でさえ絶句した,人と草木虫魚の一体性を説いた。しかもそれは,草木虫魚とともに生きる東南アジアの人々の精神世界に,外からの解釈でなく,自己を投げ出す「参与」という実践の中から生まれたのだ。いまこそ〈自分学〉として成された新アニミズム論を評価し,狭い「学」としてでなく,我々の生き方の知として学ぶ時なのだ。
「存在論的人類学」のほんとうの起点がここにある。新アニミズム論を再評価し、世界を結び直すために。
もくじ情報:第1編 研究 岩田慶治の仕事とその継承(五〇年目のラオス―岩田慶治調査村を再訪する;非自然(ほんとうの自然)を描く―感性の論理にむけて;岩田慶治の存在論的人類学のアクチュアリティ―“柄と地”理論と自己「参与」 ほか);第2編 臨地―岩田慶治の世界を写真で読む(初めての異世界;バンコク事始め;環境と民族 ほか);第3編 人生―関係資料(略歴および海外調査歴;岩田慶治著作目録(抄);「岩田慶治先生追悼シンポジウム」フライヤー ほか)
著者プロフィール
松本 博之(マツモト ヒロユキ)
奈良女子大学名誉教授。1946年生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科博士課程修了。専門は、地理学、文化人類学、民俗学。愛媛大学、大阪教育大学、奈良女子大学で研究教育に従事
松本 博之(マツモト ヒロユキ)
奈良女子大学名誉教授。1946年生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科博士課程修了。専門は、地理学、文化人類学、民俗学。愛媛大学、大阪教育大学、奈良女子大学で研究教育に従事