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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
小川 公代(オガワ キミヨ)
1972年和歌山県生まれ。上智大学外国語学部教授。ケンブリッジ大学政治社会学部卒業。グラスゴー大学博士課程修了(Ph.D.)。専門は、ロマン主義文学、および医学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 小川 公代(オガワ キミヨ)
1972年和歌山県生まれ。上智大学外国語学部教授。ケンブリッジ大学政治社会学部卒業。グラスゴー大学博士課程修了(Ph.D.)。専門は、ロマン主義文学、および医学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
他者なるものを慈しむ惑星的な視座。『ケアの倫理とエンパワメント』で注目された英文学者が、ケアをめぐる現代の事象と文学を自在に切り結び語る論考。
もくじ情報:“ケアする人”を擁護する―『アンネの日記』再読;エゴイズムに抗する―ヴァージニア・ウルフの『波』;オリンピックと性規範…(続く)
他者なるものを慈しむ惑星的な視座。『ケアの倫理とエンパワメント』で注目された英文学者が、ケアをめぐる現代の事象と文学を自在に切り結び語る論考。
もくじ情報:“ケアする人”を擁護する―『アンネの日記』再読;エゴイズムに抗する―ヴァージニア・ウルフの『波』;オリンピックと性規範―ウルフの『船出』;ウルフとフロイトのケア思想1―『ダロウェイ夫人』における喪とメランコリー;ウルフとフロイトのケア思想2―『存在の瞬間』におけるトラウマ;ネガティヴ・ケイパビリティ―編み物をするウルフ;多孔的な自己―アートと「語りの複数性」;ダーウィニズムとケア1―『約束のネバーランド』と高瀬隼子作品;ダーウィニズムとケア2―ウルフの『幕間』;ピアグループとケア―オスカー・ワイルドの『つまらぬ女』;カーニヴァル文化とケア―ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』;格差社会における「利他」を考える―チャールズ・ディケンズの『ニコラス・ニクルビー』;戦争に抗してケアを考える―スコットの『ウェイヴァリー』とドラマ『アウトランダー』;ケアの倫理とレジスタンス―オースティンの『レイディ・スーザン』と映画『ロスト・ドーター』