内容紹介：激変する世界にあって「失われたものと、その再生」を問い続けた映画監督の核心に迫る。代表作「ユリイカ」の続編として構想された映画シナリオのほか、初公開原稿を多数収録した決定版。
平成の映画史を代表する、映画作家の核心へ―。気鋭の俳優や映画監督らが、商業映画デビュー作「Ｈｅｌｐｌｅｓｓ」の幻の初稿を含む未発表脚本とともに、青山真治のこれまでとこれからに迫る！
もくじ情報：Ｉｎｔｒｏｄｕｃｔｉｏｎ　序（樋口泰人―青山真治という映画の運動に寄せて；阿部和重―Ｓｅｅ　Ｔｈｅ　Ｓｋｙ　Ａｂｏｕｔ　Ｔｏ　Ｒａｉｎ―きたるべき青山真治再生にそなえて）；Ｉｎｔｅｒｖｉｅｗ　インタビュー―映画監督、俳優が語る青山真治（聞き手＝樋口泰人＋松村正人／構成＝松村正人）（富田克也＋相澤虎之助（空族）―反発しつつ自分たちと比較しながらつねに意識していた人；三宅唱―ぜんぜん終わってないし、いまもつづいている　ほか）；Ｃｒｉｔｉｑｕｅ　論考（渡邊英理―重力の彼方へ―中上健次と青山真治；田村千穂―青山映画の女たち―オムライスはもう作らない　ほか）；Ｓｃｅｎａｒｉｏｓ　シナリオ・シノプシス　作＝青山真治（自由；Ｈｅｌｐｌｅｓｓ（第一稿）　ほか）；Ｈｉｓｔｏｒｙ　資料（年表／パンス）