脳が言葉を取り戻すまでにどのような回復の軌跡をたどるのか。失語症タイプ別２３症例のリハビリテーションの実際を伝えたい。多くの失語症者を診てきた言語聴覚士と医師がまとめた、リハビリテーション展開の道しるべとなる１冊。
もくじ情報：第１章　非流暢性失語（発語失行あり＋意味理解障害あり）（全失語；重度混合型失語（重度運動性失語・重度Ｂｒｏｃａ失語）（症例１）　ほか）；第２章‐１　流暢性失語（発語失行なし＋意味理解障害あり）（Ｗｅｒｎｉｃｋｅ失語タイプ１（症例１）；Ｗｅｒｎｉｃｋｅ失語タイプ１（症例２）　ほか）；第２章‐２　流暢性失語（発語失行なし＋意味理解障害ほぼなし）（伝導失語；健忘失語　ほか）；第３章　特殊型（基底核限局病巣失語；基底核伸展病巣失語（症例１）　ほか）

中川　良尚(ナカガワ　ヨシタカ)
江戸川病院リハビリテーション科言語療法専門科長・言語聴覚士・臨床神経心理士・公認心理師・認定言語聴覚士（失語・高次脳機能障害領域）。１９９８年東京理科大学理学部第二部化学科卒業。２０２０年～江戸川病院リハビリテーション科言語療法専門科長。専門：失語症を中心とする高次脳機能障害の臨床と研究。学会：日本高次脳機能障害学会代議員、教育・研修委員、失語症レジストリ委員。日本神経心理学会評議員