|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
下村 敦史(シモムラ アツシ)
1981年京都府生まれ。2014年、『闇に香る嘘』で第六十回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。同作は数々のミステリランキングで高い評価を受ける。15年刊行の『生還者』は日本推理作家協会賞の長編及び連作短編集部門の候補になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 下村 敦史(シモムラ アツシ)
1981年京都府生まれ。2014年、『闇に香る嘘』で第六十回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。同作は数々のミステリランキングで高い評価を受ける。15年刊行の『生還者』は日本推理作家協会賞の長編及び連作短編集部門の候補になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
『江花病院』に長期入院している閉じ込め症候群の女性患者・岸部愛華が、深夜に体調を崩した。当直中の産婦人科医・水瀬真理亜が診察する…(続く)
『江花病院』に長期入院している閉じ込め症候群の女性患者・岸部愛華が、深夜に体調を崩した。当直中の産婦人科医・水瀬真理亜が診察すると、愛華は妊娠していることが判明する。寝たきりの愛華は誰に妊娠させられたのか?病院は騒然となり、政治家である愛華の父は激怒するが、前代未聞の事件は報道されて世間の知るところとなる。真理亜は真相を探るべく、文字盤を使い、話すことができない愛華のまばたきを通して彼女の“声”を聞くが―人間の尊厳と命の倫理に迫る、渾身のミステリー。