内容紹介：異世界のユグドラシル大陸の水上都市ウルザウルンに到着した狩夜とレイラは、そこで大規模な「精霊解放遠征」が行われようとしていることを知る。「精霊解放遠征」。それは、〈災厄〉の呪いによって封印された精霊の解放を目的とした、過去に大きな犠牲を生んできた過酷な遠征だった。狩夜は、期せずして人類の行方を左右する大きな渦に巻き込まれる。そしてそこで、狩夜はレイラの正体と、自分をこの異世界に引き込んだ目的を知ることになるのだった－－。
世界は今、正気を失い世界樹を喰らい続ける聖獣によって滅亡の危機に瀕していた。ティール村での魔物討伐の報酬を受け取るために立ち寄ったウルズ王国でその事実を聞かされた狩夜は、同時にレイラの正体と自らの異世界転移の真実を知ることに。さらにレイラとともに世界樹の女神から聖獣の討伐を懇願され、衝撃の一言を告げられるのだった―「聖獣を倒せば、元の世界に戻れるのです」。自らの役割に目覚めた狩夜の選んだ道とは―！？