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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
内田 樹(ウチダ タツル)
1950年、東京都生まれ。思想家、武道家。神戸女学院大学名誉教授、凱風館館長。東京大学文学部仏文科卒業、東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。伊丹十三賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 内田 樹(ウチダ タツル)
1950年、東京都生まれ。思想家、武道家。神戸女学院大学名誉教授、凱風館館長。東京大学文学部仏文科卒業、東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。伊丹十三賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
なぜ人を殺してはいけないのか。いかにして成熟した大人になるか―。思想家・内田樹が駆け出しのフランス文学者時代に執筆した、フランス文学・哲学関連の論文を集成。偏愛するエマニュエル・レヴィナス(『フッサール現象学における直観の理論』)、アルベール・カミュ(『異邦人』『シシュポスの神話』『カリギュラ』『ペスト』)、モーリス・ブランショ(『文学はいかにして可能か』)を題材に、緊張感溢れる文章で綴った七篇の論考。著者の原点である倫理的なテーマに真摯に向き合う。
もくじ情報:20世紀の倫理―ニーチェ、オルテガ、カミュ;アルジェリアの影―アルベール・カミュと歴史;「意味しないもの」としての“母”―アルベール・カミュと性差;鏡像破壊―『カリギュラ』のラカン的読解;アルベール・カミュと演劇;声と光―レヴィナス『フッサール現象学における直観の理論』の読解;面従腹背のテロリズム―『文学はいかにして可能か』のもう一つの読解可能性