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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
柴田 一成(シバタ カズナリ)
1954年、大阪府生まれ。京都大学名誉教授、同志社大学特別客員教授、花山宇宙文化財団理事長。京都大学理学部卒業、同大学大学院理学研究科博士後期課程宇宙物理学専攻中退。理学博士。国立天文台助教授などを経て、99年より京都大学教授に。2004~19年、同大学大学院附属天文台(花山、飛騨)の台長も務めた。17~19年、日本天文学会会長。19年「太陽及び宇宙磁気流体力学における先駆的かつ独創的な貢献」に関してチャンドラセカール賞を受賞、20年アメリカ天文学会よりヘール賞を受賞。研究と並行して行っている花山天文台の存続活動や市民へのアウトリーチ活動などに対し、21年京都新…( ) 柴田 一成(シバタ カズナリ)
1954年、大阪府生まれ。京都大学名誉教授、同志社大学特別客員教授、花山宇宙文化財団理事長。京都大学理学部卒業、同大学大学院理学研究科博士後期課程宇宙物理学専攻中退。理学博士。国立天文台助教授などを経て、99年より京都大学教授に。2004~19年、同大学大学院附属天文台(花山、飛騨)の台長も務めた。17~19年、日本天文学会会長。19年「太陽及び宇宙磁気流体力学における先駆的かつ独創的な貢献」に関してチャンドラセカール賞を受賞、20年アメリカ天文学会よりヘール賞を受賞。研究と並行して行っている花山天文台の存続活動や市民へのアウトリーチ活動などに対し、21年京都新聞大賞が贈られた。10年、初の著書『太陽の科学』(NHKブックス)で講談社科学出版賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
静寂に包まれているかのような宇宙だが、観測技術の向上で、驚くほど激しい活動をしていることがわかってきた。たとえば太陽フレアでは、放出されるエネルギーが水素爆弾10万~1億個分に及び、1.5億km離れた地球に大停電や磁気嵐など甚大な影響を及ぼす。太陽研究の第一人者が最新の理論と観測で見えてきた動的な宇宙の姿を、天文学と社会のかかわりのエピソードを交えながら紹介していく。
もくじ情報:第1章 とんでもなく激しい太陽の素顔と星のスーパーフレア;第2章 超巨大な衛星、月の不思議;第3章 太陽系の惑星と花山天文台の歴史;第4章 スーパーフレアの謎を解くリコネクション;第5章 地球外生命体のマジメな議論;終章 天文学者が目指す地平