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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
佐々木 敦(ササキ アツシ)
1964年生まれ。思考家、批評家、文筆家。音楽レーベルHEADZ主宰。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。文学、映画、音楽をはじめ、芸術文化の諸領域で横断的に活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 佐々木 敦(ササキ アツシ)
1964年生まれ。思考家、批評家、文筆家。音楽レーベルHEADZ主宰。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。文学、映画、音楽をはじめ、芸術文化の諸領域で横断的に活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
ひとは何かを失わなければ成熟した大人になれないのか?「成熟」による父性の獲得が虚構であることを解き明かし、「継承」という未来への問いを導く新世紀の本格文芸評論。戦後日本の自画像として江藤淳が設定した「成熟」と「喪失」―いまなお多くの書き手を惹きつけてやまない問題系について、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を契機に、『シン・ゴジラ』から『シン・仮面ライダー』へといたる庵野秀明の主要作品を読み解きながら、「これからの日本(人)にとって成熟とは何か」を提起する批評的実践。
もくじ情報:序論 「母」の解体と「妻」の捏造―『シン・エヴァンゲリオン』論;第1章 エヴァンゲリオンとは何だったのか?;第2章 “シン”の構造;第3章 庵野秀明は「実写」の夢を見るか;第4章 「シン」の再生―『シン・仮面ライダー』論;第5章 江藤淳と「治者」のパラドックス;第6章 庵野秀明と「日本的成熟」