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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
辻 惟雄(ツジ ノブオ)
美術史家。東京大学名誉教授、多摩美術大学名誉教授。1932年、愛知県生まれ。1961年、東京大学大学院博士課程中退。東京国立文化財研究所美術部技官、東北大学文学部教授、東京大学文学部教授、国立国際日本文化研究センター教授、千葉市美術館館長、多摩美術大学学長、MIHO MUSEUM館長を歴任。1970年刊行の『奇想の系譜』(美術出版社)で流派史から零れ落ちた奇想の画家たちを再評価し、近世絵画史を大きく書き換えた。また、「かざり」「あそび」「アニミズム」をキーワードに日本美術を幅広く論じている。2016年に文化功労章に選出され、2017年に朝日賞受賞、2018年瑞宝重光章…( ) 辻 惟雄(ツジ ノブオ)
美術史家。東京大学名誉教授、多摩美術大学名誉教授。1932年、愛知県生まれ。1961年、東京大学大学院博士課程中退。東京国立文化財研究所美術部技官、東北大学文学部教授、東京大学文学部教授、国立国際日本文化研究センター教授、千葉市美術館館長、多摩美術大学学長、MIHO MUSEUM館長を歴任。1970年刊行の『奇想の系譜』(美術出版社)で流派史から零れ落ちた奇想の画家たちを再評価し、近世絵画史を大きく書き換えた。また、「かざり」「あそび」「アニミズム」をキーワードに日本美術を幅広く論じている。2016年に文化功労章に選出され、2017年に朝日賞受賞、2018年瑞宝重光章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
正統派の絵画史に加え、自身がこよなく愛する室町時代の『かるかや』、東山魁夷の作品についても語りおろした一冊。山下裕二氏との「師弟対談」も収録!カラー図版多数、やさしく読める日本絵画史。
もくじ情報:第1講 やまと絵―日本絵画のおもしろさ、ここにあり(やまと絵のご先祖は唐時代の絵画;最古が最高!12世紀の四大絵巻 ほか);第2講 狩野派―戦国画壇、成り上がりと生き残りの物語(権力に寄り添うこと400年の最大画派;乱世に打って出た成功者、初代・正信 ほか);第3講 応挙と芦雪―泰平の都が生んだ巨匠と弟子(巨匠と呼べる応挙、巨匠とは呼べない若冲・蕭白;現代人には見えにくい、応挙の絵の新しさ ほか);第4講 私の好きな絵―『かるかや』と東山魁夷(『かるかや』、国宝級の稚拙美;簾掛けの豪邸という最初の衝撃 ほか);第5講 辻惟雄×山下裕二 師弟対談―あとがきにかえて(正統派と奇想派、両方あっての日本美術;辻先生58歳当時の「国宝推し」ラインナップ ほか)