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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
キム ミンジュ(キム ミンジュ)
北朝鮮で1990年代に多くの餓死者を出した食糧難「苦難の行軍」をきっかけに北朝鮮の食糧問題に関心を持ち、韓国統一部と国連世界食糧計画(WFP)での勤務経験をもとに栄養学の修士号を取得。開城工業団地内の食堂を運営する韓国企業に就職し、2015年春から同団地で勤務した。2016年2月に開城工業団地が閉鎖された後は、北朝鮮離脱住民支援財団で定着支援業務を担当。さまざまな地域から脱北者と交流しながら北朝鮮に対する視野を広げ、平和・統一のための講演やボランティアなどの活動を続けている キム ミンジュ(キム ミンジュ)
北朝鮮で1990年代に多くの餓死者を出した食糧難「苦難の行軍」をきっかけに北朝鮮の食糧問題に関心を持ち、韓国統一部と国連世界食糧計画(WFP)での勤務経験をもとに栄養学の修士号を取得。開城工業団地内の食堂を運営する韓国企業に就職し、2015年春から同団地で勤務した。2016年2月に開城工業団地が閉鎖された後は、北朝鮮離脱住民支援財団で定着支援業務を担当。さまざまな地域から脱北者と交流しながら北朝鮮に対する視野を広げ、平和・統一のための講演やボランティアなどの活動を続けている |
毎週月曜の朝、ソウル市内でバスに乗り込み、軍事境界線を越えて北朝鮮に出勤。平日は北の職員たちと“格闘”し、週末は韓国に戻る。南北経済協力事業で北朝鮮に造成された開城工業団地。二〇代の韓国人女性が開城で経験した特別な一年間と、北の人のありのままの素顔を綴ったノンフィクション。
もくじ情報:1 開城で感じた春(開城に足を踏み入れた日;北朝鮮歌謡、心に残る人 ほか);2 開城で体験した夏(賃金戦争とカレイ事件;北の労働者はNG、平壌市民はOK ほか);3 開城で過ごした秋(統一の花;林秀卿;「ありがとう」と言うのはそんなに大変? ほか);4 開城で出会った冬(班長さん、みかんが必要なら先に言ってください;職員たちに渡したかったお餅、果物、そしてパン ほか)