内容紹介：明快な統合理論に基づく実効性のある臨床技法。自殺潜在能力、負担感の知覚、所属感の減弱のアセスメントから危機介入、予防まで。
メンタルヘルスにかかわる支援者・研究者必携の画期的マニュアル。自殺の危険のあるクライエントに何ができるか―。自殺の危険の原因論、リスク・アセスメント、危機介入の手法、そして予防まで、明快な統合理論に基づく実効性のある臨床技法のすべて。逐語で克明に紹介した相談事例は、明日からすぐに役立つ。
もくじ情報：第１章　自殺に関連する精神疾患；第２章　自殺のリスク・アセスメント；第３章　危機介入；第４章　治療；第５章　治療関係；第６章　予防と公衆衛生活動；終章　希望を支援する自殺の対人関係理論の役割

北村　俊則(キタムラ　トシノリ)
慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学病院（精神神経科）、東京武蔵野病院、英国バーミンガム市オールセインツ病院、国立精神・神経センター精神保健研究所を経て、熊本大学大学院生命科学研究部教授（臨床行動科学分野・こころの診療科）。ワシントン大学医学部（米国セント・ルイス）客員教授、いくつかの国際専門誌の編集委員、英国精神医学会会員（日本人初）およびフェロウ。現職：北村メンタルヘルス研究所所長、こころの診療科きたむら醫院院長、北村メンタルヘルス学術振興財団代表理事