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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
稲葉 真弓(イナバ マユミ)
1950・3・8~2014・8・30。小説家、詩人。愛知県生まれ。愛知県立津島高等学校卒業。1973年「蒼い影の傷みを」で女流新人賞を受賞。「琥珀の町」で1990年下期芥川賞候補となり本格的に作家活動を開始。1992年『エンドレス・ワルツ』で女流文学賞、1995年「声の娼婦」で平林たい子文学賞、2008年短編「海松」で川端康成文学賞、2010年『海松』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。『半島へ』で2011年谷崎潤一郎賞、中日文化賞、2012年親鸞賞を受賞。2014年紫綬褒章を受章。同年膵臓癌のため逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 稲葉 真弓(イナバ マユミ)
1950・3・8~2014・8・30。小説家、詩人。愛知県生まれ。愛知県立津島高等学校卒業。1973年「蒼い影の傷みを」で女流新人賞を受賞。「琥珀の町」で1990年下期芥川賞候補となり本格的に作家活動を開始。1992年『エンドレス・ワルツ』で女流文学賞、1995年「声の娼婦」で平林たい子文学賞、2008年短編「海松」で川端康成文学賞、2010年『海松』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。『半島へ』で2011年谷崎潤一郎賞、中日文化賞、2012年親鸞賞を受賞。2014年紫綬褒章を受章。同年膵臓癌のため逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
親友の自死、元不倫相手の死、住み慣れた東京のマンションを離れて、私は志摩半島の海岸からつづく、いのちの恵み溢れる森のそば傾斜地に建つ家に暮らし始める。二十四節気の暦を買い、月の満ち欠け、潮の満ち引きを感じながら気分のままに寝起きする、理想的人生の休暇。静かな旋律の流れる自然のなか半島の人々と交歓し、日々の暮らしを耕す。ソロー、ヘッセ、環境批評の系譜にも連なる名著再び。