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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
戸部田 誠(トベタ マコト)
1978年生まれ。ライター。ペンネームは「てれびのスキマ」。テレビ番組に関する取材を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 戸部田 誠(トベタ マコト)
1978年生まれ。ライター。ペンネームは「てれびのスキマ」。テレビ番組に関する取材を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
「フェイクドキュメンタリー」―嘘(フィクション)を前提にしながら事実(ドキュメンタリー)であるかのように見せるジャンルが支持を集めている。「分かりやすさ」や「正しさ」ばかりが求められる現代世相への反動として解釈されているが、その端緒は2003年放送の伝説的テレビ番組『放送禁止』に遡る。万人向けを是とする価値観に抗い“分かりにくく、正しくない番組”を世に放つ愉快犯たちの闘いに迫るノンフィクション。
もくじ情報:序章 テレビとフェイク;第1章 衝撃(現代テレビ・フェイクドキュメンタリーの形を作ったファーストインパクト~『放送禁止』シリーズ(2003~2006、2008、2017));第2章 拡張(ドキュメンタリーの幻想を破壊する“フェイク”~『森達也の「ドキュメンタリーは嘘をつく」』(2006);「お笑い」の本懐を守るための“フェイク”~『ぜんぶウソ』(2009)/『とんぱちオードリー』(2014);ドラマのリアリティラインを上げる“フェイク”~『タイムスクープハンター』(2008、2009~2014);フェイクドキュメンタリーホラーブームの原点~『日本のこわい夜~特別篇 本当にあった史上最恐ベスト10』(2005));第3章 特異点(“フェイク”をメジャーシーンに押し上げた本気のイタズラ~『山田孝之』シリーズ(2015、2017);世間を歓喜させたデタラメでべらぼうな“フェイク”~『TAROMAN岡本太郎式特撮活劇』(2022~2023));第4章 新時代(最先端の映像表現で生まれた新しくも懐かしい“フェイク”~『CITY LIVES』(2023);不気味な“フェイク”が「いま」を映し出す~『このテープもってないですか?』(2022));終章 フェイクの行方(“フェイク”が予見するテレビの未来~『ニッポンおもひで探訪』(2023);特別対談 『さよならテレビ』〓方宏史×『放送禁止』長江俊和)