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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
小森 真樹(コモリ マサキ)
1982年、岡山県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。武蔵大学人文学部准教授、立教大学アメリカ研究所所員およびテンプル大学歴史学部客員研究員。専門は、アメリカ文化研究・ミュージアム研究。批評・雑誌編集・展覧会企画にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 小森 真樹(コモリ マサキ)
1982年、岡山県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。武蔵大学人文学部准教授、立教大学アメリカ研究所所員およびテンプル大学歴史学部客員研究員。専門は、アメリカ文化研究・ミュージアム研究。批評・雑誌編集・展覧会企画にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
「今」という時は「過去」の上に成り立っていて、その成り立ちには無数の人の無数の意図が混入しています。本書は、第1部で『ウォッチメン』、『コンクリート・カウボーイ』、『トイ・ストーリー』、『ノマドランド』などの映像作品から「今」がいかにして「過去」の上にあるのかを探り、第2部では「Qアノン」などの陰謀論、旧約聖書を再現した「創造博物館」、作者の意図を超えて利用された「カエルのペペ」など、世界の「今」を取り上げ、そこに潜む「政治」を明らかにします。巻末には「キーワード事典」を完備。政治の「過去」と「今」を楽しく知る、最良のガイドブック!
もくじ情報:第1部 つくられた歴史くら“構造”を知る(集会と虐殺―パブリック・ヒストリーが開いた負の歴史;コンクリートジャングルのカウボーイ―「歴史修正」の功罪;妖怪と差別―トラウマと人種主義を「楽しむ」倫理;ビデオと映画―共感の普遍化と“構造による人種差別”;「トイ・ストーリー」はフェミニズム映画か?―#MeTooと進化するアメリカン・アイデンティティ ほか);第2部 つくる現場から“コミュニケーション”を知る(アメリカのカーデモ―コロナ禍のフィールドで声をあげる;代々木のデモのエスノグラフィー―「フィールド」をつなぎ、「見えない」ものに目を凝らす;モニュメント・ウォーズ―記念碑をめぐる闘争と記憶する社会運動;言葉のモニュメント―形のない「記念碑」で記憶する;かえりみるミュージアム―博物館で/を植民地主義の歴史から脱する ほか)