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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
ホン,キャシー・パーク(ホン,キャシーパーク)
1976年ロサンゼルス市のコリアタウンで生まれる。詩人。オーバリン大学でBA。アイオワ・ライターズ・ワークショップでMFA。サラ・ローレンス大学で教鞭をとった後、ラトガース大学教授を経て、現在UCバークレー教授。Translating Mo’um(2002年)、Dance Dance Revolution(2007年)、Engine Empire:Poems(2012年)の3冊の詩集で、ブッシュハート賞、ウィンダム・キャンベル賞などさまざまな賞を受賞 ホン,キャシー・パーク(ホン,キャシーパーク)
1976年ロサンゼルス市のコリアタウンで生まれる。詩人。オーバリン大学でBA。アイオワ・ライターズ・ワークショップでMFA。サラ・ローレンス大学で教鞭をとった後、ラトガース大学教授を経て、現在UCバークレー教授。Translating Mo’um(2002年)、Dance Dance Revolution(2007年)、Engine Empire:Poems(2012年)の3冊の詩集で、ブッシュハート賞、ウィンダム・キャンベル賞などさまざまな賞を受賞 |
『マイナーな感情』は2020年に刊行され、センセーションを巻き起こした。全米批評家協会賞を受賞し、ピューリッツァー賞ファイナリストにもなった。くわえて著者ホンはTIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれている。アフリカ系アメリカ人やヒスパニックについての書物は数多いが、「不可視」の存在であるアジア系アメリカ人についてはもともと数が少ない。本書では、彼らのアイデンティティについてや、レイシズムの対象になることにどのような「マイナーな」感情を抱くかについての繊細な叙述が見られる。と同時に、アメリカという白人優位の資本主義社会から「モデルマイノリティ」たるアジア系アメリカ人に向けられる蔑視や、もっと悪いことに無視を具体例をもって描いている。著者の半生の経験を踏まえつつ、豊富な学術的知識に裏打ちされた本書は、他に類書を見ないと絶賛された傑作である。
もくじ情報:1 団結して;2 スタンダップ;3 白人のイノセンスの終焉;4 悪い英語;5 ある教育;6 あるアーティストの肖像;7 負い目のある者