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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
平田 昌司(ヒラタ ショウジ)
1955年、島根県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程中国語学中国文学専攻中退。中国語学研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 平田 昌司(ヒラタ ショウジ)
1955年、島根県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程中国語学中国文学専攻中退。中国語学研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
はなばなしい戦史も、将軍たちの勇壮な逸話も、ましてや必勝の極意もない小さな兵法書は、なぜ二四〇〇年にわたり読み継がれてきたのか?曹操、〓介石、毛沢東、吉田松陰から、旧陸海軍、公安警察、労働組合、企業経営者、アメリカ軍まで、その世界史的な遍歴を辿りつつ、形篇・勢篇・行軍篇など実際のテキストを吟味し、「魅力」の核心に迫る!
もくじ情報:第1部 書物の旅路―不敗への欲望(戦いの言語化―『孫子』の原型;成立と伝承;日本の『孫子』―江戸時代末期まで;帝国と冷戦のもとで);第2部 作品世界を読む―辞は珠玉の如し(帝王のために―『群書治要』巻三三より;形と勢―永禄三年の読み;不確定であれ―銀雀山漢墓出土竹簡「奇正」;集団と自然条件―西夏語訳『孫子』より)