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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
イム ソヌ(イム ソヌ)
1995年、ソウル生まれ。2019年に、1972年創刊の歴史ある文芸月刊誌『文学思想』新人文学賞を受賞して作家デビューした。2023年には短編「ラクダとクジラ」で第3回金裕貞作家賞を受賞。同賞は日本統治時代の朝鮮の小説家・金裕貞を称えて制定された賞で、現在活動中でデビュー後15年未満の作家に対して与えられる。『光っていません』は、韓国で2022年の小説家50人が選ぶ今年の小説の第3位にランクインした イム ソヌ(イム ソヌ)
1995年、ソウル生まれ。2019年に、1972年創刊の歴史ある文芸月刊誌『文学思想』新人文学賞を受賞して作家デビューした。2023年には短編「ラクダとクジラ」で第3回金裕貞作家賞を受賞。同賞は日本統治時代の朝鮮の小説家・金裕貞を称えて制定された賞で、現在活動中でデビュー後15年未満の作家に対して与えられる。『光っていません』は、韓国で2022年の小説家50人が選ぶ今年の小説の第3位にランクインした |
事故で2年間植物状態になっている恋人を見舞い続ける“私”の前に、分身を名乗る幽…(続く)
事故で2年間植物状態になっている恋人を見舞い続ける“私”の前に、分身を名乗る幽霊が現れる。自分そっくりな幽霊が一向に姿を消さないため、“私”は仕方なく一緒に暮らし始めるが…(「幽霊の心で」)。人間をクラゲにしてしまう、変種のクラゲが大量発生する。社会に動揺が走るなか、音楽活動をやめた“私”は、自らクラゲになりたがる人をサポートする仕事につき…(「光っていません」)。所属している劇団が行き詰まり、仕方なく役割代行サービスをしている駆けだし俳優の“あたし”。誰かに代わって別れを告げたりニセの恋人になったりしているうち、ある男から、「冬眠の準備を手伝ってほしい」という依頼があり…(「冬眠する男」)。閉塞感に満ちた日常に解放をもたらす、韓国発、8つの奇妙な物語!