内容紹介：めいは中３に。新設のコンクールで、難しい「キトリのヴァリエーション」に挑戦。予選をクリアしたものの決勝は思うような結果は出せず「こんなんじゃプロなんて無理」と落胆します。そこに「バレエ中心の高校もある」というさやかちゃんからの情報が。都立高校以外の新たな進路の選択肢が出現して……。＜小学上級から　すべての漢字にふりがなつき＞
エトワール―それは星のこと。世界の頂点、パリ・オペラ座バレエ団ダンサーの最高位でもある…。めいは、千鶴先生のすすめで、新しくできたコンクールに参加することに。演目は、ずっとあこがれだった「ドン・キホーテ」第３幕の「キトリのヴァリエーション」。振り付けだけでなく、扇子の扱いにも四苦八苦。予選通過を目標に、悩みながらも努力するめいに、透くんは…。小学上級・中学から。

梅田　みか(ウメダ　ミカ)
作家・脚本家。東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。小説、エッセイのほか、人気テレビドラマの脚本を多く手がけている。幼少期より橘バレヱ学校にてクラシックバレエを習う。バレエのほか、フィギュアスケートにも造詣が深い