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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
オラフソン,オラフ(オラフソン,オラフ)
1962年、アイスランド、レイキャヴィーク生まれ。アイスランドとアメリカを拠点に活動する作家。アメリカのブランダイス大学で物理学を修めたのち、ソニー・アメリカに入社。ビジネスパーソンとして活躍するかたわら、1986年に短篇集N´iulyklarで作家デビュー。2006年に刊行した短篇集『ヴァレンタインズ』はアイスランド文学賞を受賞。2008年には同書に収録されている「四月」の英語版がO・ヘンリー賞を受賞した オラフソン,オラフ(オラフソン,オラフ)
1962年、アイスランド、レイキャヴィーク生まれ。アイスランドとアメリカを拠点に活動する作家。アメリカのブランダイス大学で物理学を修めたのち、ソニー・アメリカに入社。ビジネスパーソンとして活躍するかたわら、1986年に短篇集N´iulyklarで作家デビュー。2006年に刊行した短篇集『ヴァレンタインズ』はアイスランド文学賞を受賞。2008年には同書に収録されている「四月」の英語版がO・ヘンリー賞を受賞した |
2020年、アイスランド。75歳のクリストファーは「終わり」を意識していた。妻は7年前に亡くなり、娘はとうに独立している。20年間営んだレストランは、パンデミックの影響もあり閉店した。最近は記憶力の衰えを感じずにはいられない。そんな彼に一通のメッセージが届いた。差出人は、50年前に留学先のロンドンで出会い、恋に落ちた日本人女性ミコ。恋人として幸…(続く)
2020年、アイスランド。75歳のクリストファーは「終わり」を意識していた。妻は7年前に亡くなり、娘はとうに独立している。20年間営んだレストランは、パンデミックの影響もあり閉店した。最近は記憶力の衰えを感じずにはいられない。そんな彼に一通のメッセージが届いた。差出人は、50年前に留学先のロンドンで出会い、恋に落ちた日本人女性ミコ。恋人として幸せな日々を送るなか、彼女は突然姿を消した。あの日、彼女はなぜ自分のもとを去ったのか。消えない想いと悲恋の傷を抱え、薄れゆく記憶にすがりながらクリストファーはアイスランドからロンドン、日本へと旅をする。アイスランドを代表する作家による傑作恋愛小説。