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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
小宮 京(コミヤ ヒトシ)
青山学院大学教授。1976年福岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。専門は日本現代史・政治学。桃山学院大学法学部准教授等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 小宮 京(コミヤ ヒトシ)
青山学院大学教授。1976年福岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。専門は日本現代史・政治学。桃山学院大学法学部准教授等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
大日本帝国憲法における元首から日本国憲法の「象徴」へ―。GHQ草案をただちに受け入れたという昭和天皇の「第三の聖断」は事実なのか。憲法改正の過程をつぶさに検証し、昭和天皇の真意を明らかにするとともに、主権の所在とその文言をめぐっ…(続く)
大日本帝国憲法における元首から日本国憲法の「象徴」へ―。GHQ草案をただちに受け入れたという昭和天皇の「第三の聖断」は事実なのか。憲法改正の過程をつぶさに検証し、昭和天皇の真意を明らかにするとともに、主権の所在とその文言をめぐって展開された幣原喜重郎、松本烝治ら日本政府とマッカーサー、ケーディスらGHQ、そして宮沢俊義、佐々木惣一、南原繁ら学者たちの激しい攻防を描き、戦後がいかに始まったかを問い直す。
もくじ情報:第一章 「第三の聖断」は存在したか?;第二章 日本型立憲君主制の模索―内大臣府案の政治的意義;第三章 天皇と国民主権の調和―東京帝国大学憲法研究委員会;第四章 「第三の聖断」と異なる「希望」発言―枢密院での審議と貴族院を中心とした非公式会合;第五章 国民主権の明示―衆議院における「自由な審議」;第六章 元首を目指して―貴族院の闘い;第七章 解釈による元首化―模索する昭和天皇;終章 戦後の終わり