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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
白石 典之(シライシ ノリユキ)
1963年、群馬県生まれ。筑波大学大学院歴史・人類学研究科博士課程単位取得退学。モンゴル科学アカデミー歴史研究所に二年間留学(日本学術振興会海外特別研究員)。現在、新潟大学人文学部教授。博士(文学)。専門はモンゴル考古学。2003年、第一回「最優秀若手モンゴル学研究者」として、モンゴル国大統領表彰。2023年、モンゴル国北極星勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 白石 典之(シライシ ノリユキ)
1963年、群馬県生まれ。筑波大学大学院歴史・人類学研究科博士課程単位取得退学。モンゴル科学アカデミー歴史研究所に二年間留学(日本学術振興会海外特別研究員)。現在、新潟大学人文学部教授。博士(文学)。専門はモンゴル考古学。2003年、第一回「最優秀若手モンゴル学研究者」として、モンゴル国大統領表彰。2023年、モンゴル国北極星勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
ユーラシア大陸を人体に見立てると、その心臓がモンゴル高原だ。そこに生きる遊牧民の動向は、ときに大きく各地に衝撃を与えてきた。歴代の中華王朝を脅かした匈奴、鮮卑、柔然、突厥、契丹。そして、ユーラシアの東西を結んだモンゴルの世界帝国。彼らはいつから馬に乗り、遊牧はどのように始まったのか。権力の源泉=鉄はどこで産出され、首都はいかに建設されたのか。理科系研究との協業は、人種の構成や家畜の出生地も突き止める。最新の考古学が明らかにする「馬と遊牧のユーラシア史」。
もくじ情報:第一章 始動する遊牧民族 青銅器・初期鉄器時代(遊牧民の登場;家畜馬の到来;エリート層の形成;遊牧王朝の萌芽);第二章 台頭する遊牧王権 匈奴、鮮卑、柔然(ゴビ砂漠の攻防;シン・匈奴像;単于の素顔;みずから鮮卑と号す;カガンの登場);第三章 開化する遊牧文明 突厥、ウイグル(トルコ民族の勃興;大国の鼻綱;突厥の再興;ウイグルの興亡);第四章 興隆する遊牧世界 契丹、阻卜、モンゴル(契丹と阻卜;モンゴル部族の登場;最初の首都・アウラガ);第五章 変容する遊牧社会 イェケ・モンゴル・ウルス(国際都市の繁栄;大造営の時代;亡国の影)