内容紹介：見ていたアニメのＣＭがきっかけで、有泉円佳の息子、翼は塾の全国模試を受け、中学受験を目指すことになった。中学受験に縁のなかった円佳だったが、難関校も狙えるという翼の成績に期待は膨らみ、息子への愛おしさと共に、成績への渇望が入り交じっていく。入試問題頻出作家が、中学受験に挑む親子がたどる凄絶な道のりを描ききった、圧倒的な家族小説。
たまたま見たＣＭがきっかけで、有泉円佳の息子、翼は塾の全国模試を受け、中学受験を目指すことになった。中学受験に縁のなかった円佳だったが、翼の成績なら難関校も狙えると言われて期待が膨らみ、息子への愛おしさと、成績への渇望が激しく入り交じっていく。入試問題頻出作家が、受験に挑む親子が辿る凄絶な道のりを描ききった、圧倒的な家族小説。

朝比奈　あすか(アサヒナ　アスカ)
東京都生まれ。２０００年ノンフィクション『光さす故郷へ』でデビュー。’０６年『憂鬱なハスビーン』にて群像新人文学賞を受賞。女性たちが心の奥底に抱える苦しみや痛みを描いた作品は幅広い支持を集めている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）