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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
岩井 三四二(イワイ ミヨジ)
1958年岐阜県生まれ。一橋大学卒業後、会社勤務を経て、’96年『一所懸命』でデビュー。同作で第64回小説現代新人賞受賞。’98年『簒奪者』(『兵は詭道なり 斎藤道三』と改題)で第5回歴史群像大賞、2003年『月ノ浦惣庄公事置書』で第10回松本清張賞、’04年『村を助くは誰ぞ』で第28回歴史文学賞、’08年『清佑、ただいま在庄』で第14回中山義秀文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 岩井 三四二(イワイ ミヨジ)
1958年岐阜県生まれ。一橋大学卒業後、会社勤務を経て、’96年『一所懸命』でデビュー。同作で第64回小説現代新人賞受賞。’98年『簒奪者』(『兵は詭道なり 斎藤道三』と改題)で第5回歴史群像大賞、2003年『月ノ浦惣庄公事置書』で第10回松本清張賞、’04年『村を助くは誰ぞ』で第28回歴史文学賞、’08年『清佑、ただいま在庄』で第14回中山義秀文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
近江国三川村の百姓・久兵衛は、重い年貢に縛られる暮らしに嫌気がさし、志願して十六歳で地元の武将・宮部善祥坊の小者となる。初めての禄はわずか三石。学もなく歌の一首も詠めないが、出世を目指してがむしゃらに…(続く)
近江国三川村の百姓・久兵衛は、重い年貢に縛られる暮らしに嫌気がさし、志願して十六歳で地元の武将・宮部善祥坊の小者となる。初めての禄はわずか三石。学もなく歌の一首も詠めないが、出世を目指してがむしゃらに戦い、時には歯を食いしばって理不尽にも耐え、大名へと上っていく。貧農から身を起こし、筑後三十二万石の太守となった田中吉政の生涯を描く。