内容紹介：「桜咲准教授」シリーズ著者最新作。妖怪や幽霊が見える主人公・お美世。一方、本所奉行所に勤める兄・真淵求馬は武芸に励み、人間相手にはめっぽう強いが、妖怪や幽霊は大の苦手。お美世はそんな兄を助けるため、世間で「妖怪の仕業」だと騒がれている不可解な事件を合理的に解明しながら、事件の真相を暴いていく。お美世を手助けするため、猫又や河童、簪の付喪神なども登場！
生まれながらに妖怪や幽霊の姿が見えるお美世。一方、兄の求馬は武芸に秀で、本所深川奉行所に勤めているが、妖怪や幽霊は大の苦手。ある日、「妖怪の仕業」だと騒がれる不可解な事件が江戸で発生する。提灯を追いかけ、川に落ちる人が続出する理由とは？料理茶屋で立て続けに不幸な出来事が起こるのは、ザシキワラシが去ったから？お美世は親しい妖怪の力を借りながら、様々な事件に挑む！

久真瀬　敏也(クマセ　トシヤ)
東京都清瀬市出身。山形大学理学部に入学後、北海道大学法学部に編入学・卒業し、新潟大学大学院実務法学研究科を修了。第１８回『このミステリーがすごい！』大賞・隠し玉として『ガラッパの謎　引きこもり作家のミステリ取材ファイル』で２０２０年にデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）