|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
坂井 建雄(サカイ タツオ)
1953年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒。東京大学医学部助教授、順天堂大学医学部教授を経て、同大学保健医療学部特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 坂井 建雄(サカイ タツオ)
1953年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒。東京大学医学部助教授、順天堂大学医学部教授を経て、同大学保健医療学部特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
メスとピンセットで人体を直接取り扱う原始的な学問、解剖学には、自然にどう立ち向かうかという科学の本質的な問題が集約されている。一六世紀にヴェサリウスが創始した近代解剖学が、現代医学の成立に果たした役割とは。生物の形態にはどんな意味があり、そこには進化と時間がどう組み込まれているのか。自然誌的な視点でその歩みと現在を洞察。
もくじ情報:第一章 ヴェサリウスとハーヴィー―医学の基礎としての人体解剖学;第二章 解剖学と生理学―人体についての自然誌と自然哲学;第三章 生物形態の意味(一)―解剖学における機能論と先験論;第四章 比較解剖学と進化論―生物科学における事実と解釈;第五章 生物形態の意味(二)―顕微解剖学と物質論;第六章 生物界における階層性―多様性と反復可能性の問題;第七章 解剖学と時間―個体発生と系統発生;第八章 解剖学の現在―人体という自然をめぐって