|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
藏本 龍介(クラモト リョウスケ)
東京大学東洋文化研究所准教授。1979年生まれ。東京大学教養学部卒業、同大大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。専門は文化人類学。2006年からミャンマーで出家を含む現地調査を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 藏本 龍介(クラモト リョウスケ)
東京大学東洋文化研究所准教授。1979年生まれ。東京大学教養学部卒業、同大大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。専門は文化人類学。2006年からミャンマーで出家を含む現地調査を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
人類学者が見た「現在進行形の仏教」。仏教といえば日本では葬式や美術、観光名所が連想されるが、東南アジアでは今もブッダの教えは“現役”であり、苦しみを超えて幸福を実現するための修行が行われている。その実態を探るため、ミャンマーで出家して調査した著者は布施のみで生きる出家者のあり方に仏教の可能性を確信し、帰国後の日本…(続く)
人類学者が見た「現在進行形の仏教」。仏教といえば日本では葬式や美術、観光名所が連想されるが、東南アジアでは今もブッダの教えは“現役”であり、苦しみを超えて幸福を実現するための修行が行われている。その実態を探るため、ミャンマーで出家して調査した著者は布施のみで生きる出家者のあり方に仏教の可能性を確信し、帰国後の日本で檀家制度に頼らない新寺院を設立する。社会を避ける森の寺院と、社会貢献を志向する福祉寺院―ミャンマーにおける二つの対照的な寺院での経験をもとに、現代日本に「即した」仏教の形を例示する、類例のない記録。
もくじ情報:第一章 タータナ・ウンサウン寺院―「律」遵守の挑戦(「森の教学寺院」という謎;「律」にこだわる理由;在家者による寺院経営の可能性);第二章 ダバワ瞑想センター―「善行」の共同体(瞑想と社会福祉の融合;「善行」至上主義;「非管理」という経営方針);第三章 実験寺院・寳幢寺―「即身成仏」という理想(新寺設立の挑戦;現代日本に「即した」仏教とは;檀家制度から脱却するための経営とは)