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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
ロディス=レヴィス,ジュヌヴィエーヴ(ロディスレヴィス,ジュヌヴィエーヴ)
1918‐2004年。エコル・ノルマル・スゥペリゥールで学び1945年に教授資格試験に合格。幾つかの高等学校で教鞭を取ったのちリル大学で教える。1971年にソルボンヌ(パリ4)の教授となり、近代哲学史とりわけデカルト研究に多大な貢献をし、第一人者の評価を得る。顕著な研究業績により、1985年アカデミー・フランセーズの大賞(グラン・プリ)を授与される ロディス=レヴィス,ジュヌヴィエーヴ(ロディスレヴィス,ジュヌヴィエーヴ)
1918‐2004年。エコル・ノルマル・スゥペリゥールで学び1945年に教授資格試験に合格。幾つかの高等学校で教鞭を取ったのちリル大学で教える。1971年にソルボンヌ(パリ4)の教授となり、近代哲学史とりわけデカルト研究に多大な貢献をし、第一人者の評価を得る。顕著な研究業績により、1985年アカデミー・フランセーズの大賞(グラン・プリ)を授与される |
もくじ情報:序(デカルト道徳論の主要テキスト、それらが未完成なこと;テキストの一貫性の問題、テキストのつながり ほか);第一章 若きデカルトの渇望と「暫定的」道徳(デカルトが目指した「知恵」の統一、一六一九年一一月の夢、詩と哲学、良識の涵養;デカ…(続く)
もくじ情報:序(デカルト道徳論の主要テキスト、それらが未完成なこと;テキストの一貫性の問題、テキストのつながり ほか);第一章 若きデカルトの渇望と「暫定的」道徳(デカルトが目指した「知恵」の統一、一六一九年一一月の夢、詩と哲学、良識の涵養;デカルトの歩みにおける「暫定的道徳」の位置、第一の格率 ほか);第二章 道徳と形而上学(体系における、また道徳の基底における形而上学の働き;『方法序説』の第三の格率を基礎づける神の全能、それへのわれわれの依存とわれわれの自由 ほか);第三章 心身の結合と情念の制御(医学、機械学および道徳、『方法序説』の第六部、近い将来の医学の有効性についての失望、『哲学原理』の序文、『情念論』の特殊な性質;『情念論』の生成におけるエリザベス公女の役割、その不幸と憂鬱、精神の弛緩による健康維持のためのデカルトの忠告 ほか);第四章 人格と共同体(われわれの人格的価値を基礎づける自由、道徳とその多様な形式の統一、情念と徳としての高邁。いかして高邁は徳を包括し悪しき情念の過剰を正すか、デカルト的高邁とコルネイユ的英雄、すべての人に開かれている高邁;人と社会の全体との結びつき、愛する人への献身、犠牲の問題、強い精神の英雄主義と弱い精神の実用主義、高邁とキリスト教的慈善 ほか);結論 よく判断することとできうる限りよく判断すること(いくつかの行為を導く非合理的な傾向、人間的知の諸限界とその支配を増すためのデカルトの努力;思弁の要求と行為の要求の差異、最良の判断 ほか)