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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
アルドーネ,ヴィオラ(アルドーネ,ヴィオラ)
1974年、イタリアのナポリ生まれ。ナポリ大学文学部を卒業。高校でイタリア語とラテン語を教える傍ら、2012年に『La ricetta del cuore in subbuglio(乱れた心の処方箋)』で小説家としてデビュー。長篇小説3作目『「幸せの列車」に乗せられた少年』(河出書房新社)がイタリア国内で30万部のベストセラーに。長篇4作目にあたる本作『オリーヴァ・デナーロ』は、《現代のヒロイン賞》を受賞し、約20カ国で翻訳出版されている アルドーネ,ヴィオラ(アルドーネ,ヴィオラ)
1974年、イタリアのナポリ生まれ。ナポリ大学文学部を卒業。高校でイタリア語とラテン語を教える傍ら、2012年に『La ricetta del cuore in subbuglio(乱れた心の処方箋)』で小説家としてデビュー。長篇小説3作目『「幸せの列車」に乗せられた少年』(河出書房新社)がイタリア国内で30万部のベストセラーに。長篇4作目にあたる本作『オリーヴァ・デナーロ』は、《現代のヒロイン賞》を受賞し、約20カ国で翻訳出版されている |
1960年代、シチリア島の小村。純潔を守れという親の教えと地域の風習に従順に生きてきた少女は、16歳の誕生日に裕福な菓子店の息子に誘拐され性暴力を受けた。だが周囲からは、彼女の尊厳を踏みにじり魂を殺した男との結婚を迫られる。性暴力の加害者は、被害者に結婚を申し出ることによって免罪されると、当時の法律に明記されていたからだ―。読む者の心を抉る傑作フェミニズム文学。ベストセラー『「幸せの列車」に乗せられた少年』の著者が実話に想を得て描いた、一人の女性の勇気と尊厳の物語。