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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
チェルヌイシェフスキー,ニコライ(チェルヌイシェフスキー,ニコライ)
1828‐1889。帝政ロシアの思想家、政治・社会評論家、経済学者、作家。サラトフの聖職者の家庭の生まれ。より民主的な社会の建設のためツァーリズム打倒を掲げ、生涯にわたり急進的な言論活動を展開した。その反体制的な言論活動により1862年7月に逮捕、ペトロパヴロフスク要塞監獄に収監される。シベリア流刑の判決が下るまでの一年半のあいだに書き上げられたのが、社会主義的な理念に基づく協同組合論や女性解放論で当時のロシア社会でも大きな反響を呼んだ小説『何をなすべきか』であった チェルヌイシェフスキー,ニコライ(チェルヌイシェフスキー,ニコライ)
1828‐1889。帝政ロシアの思想家、政治・社会評論家、経済学者、作家。サラトフの聖職者の家庭の生まれ。より民主的な社会の建設のためツァーリズム打倒を掲げ、生涯にわたり急進的な言論活動を展開した。その反体制的な言論活動により1862年7月に逮捕、ペトロパヴロフスク要塞監獄に収監される。シベリア流刑の判決が下るまでの一年半のあいだに書き上げられたのが、社会主義的な理念に基づく協同組合論や女性解放論で当時のロシア社会でも大きな反響を呼んだ小説『何をなすべきか』であった |
「向こう岸から」ではなく―19世紀半ばのロシア帝国のなかで、ツァーリズムに、リベラリズムに開き直る貴族らに、言論で戦いを挑んだチェルヌイシェフスキーの不屈の精神がいま甦る。マルクスを唸らせ、そのロシア観に修正を迫った論攷を含む全七篇の言葉のつぶて。多和田葉子氏の書き下ろしエッセイ「検閲官と迷路」を収録。
もくじ情報:チェルヌイシェフスキーの略伝と著作;ロシア文学のゴーゴリ時代概観;スラヴ派と共同体の問題;ランデヴーにおけるロシア人;共同体的所有に反対する…(続く)
「向こう岸から」ではなく―19世紀半ばのロシア帝国のなかで、ツァーリズムに、リベラリズムに開き直る貴族らに、言論で戦いを挑んだチェルヌイシェフスキーの不屈の精神がいま甦る。マルクスを唸らせ、そのロシア観に修正を迫った論攷を含む全七篇の言葉のつぶて。多和田葉子氏の書き下ろしエッセイ「検閲官と迷路」を収録。
もくじ情報:チェルヌイシェフスキーの略伝と著作;ロシア文学のゴーゴリ時代概観;スラヴ派と共同体の問題;ランデヴーにおけるロシア人;共同体的所有に反対する哲学的偏見の批判;ローマ滅亡の原因について;地主領農民へ、同情者からの挨拶;宛名のない手紙;検閲官と迷路(多和田葉子)