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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
ミュラー,ヘルタ(ミュラー,ヘルタ)
1953年、ルーマニア・バナート地方、ニッキードルフにドイツ人マイノリティとして生まれる。1987年にルーマニアからベルリンに移住。クライスト賞(1994年)、ノーベル文学賞(2009年)など多数の文学賞を受賞。近年の受賞に、「理解・寛容賞」(ベルリン・ユダヤ博物館、2022年)、「国際かけはし賞」(ヨーロッパ都市ゲルリッツ/ズゴジェレツ、2022年)などがある。ここ数年はコラージュ作品を精力的に刊行するとともに、ロシアのウクライナ侵攻、イスラエル・ガザ紛争について論評を発表するなと、全体主義体制に対する仮借ない批判を続けている ミュラー,ヘルタ(ミュラー,ヘルタ)
1953年、ルーマニア・バナート地方、ニッキードルフにドイツ人マイノリティとして生まれる。1987年にルーマニアからベルリンに移住。クライスト賞(1994年)、ノーベル文学賞(2009年)など多数の文学賞を受賞。近年の受賞に、「理解・寛容賞」(ベルリン・ユダヤ博物館、2022年)、「国際かけはし賞」(ヨーロッパ都市ゲルリッツ/ズゴジェレツ、2022年)などがある。ここ数年はコラージュ作品を精力的に刊行するとともに、ロシアのウクライナ侵攻、イスラエル・ガザ紛争について論評を発表するなと、全体主義体制に対する仮借ない批判を続けている |
もくじ情報:どんな言葉も悪魔じみた回帰に無縁ではいられない;テーブルスピーチ;いらないことは考えないこと 時代批判文学に贈られるホフマン・フォン・ファラスレーベン賞への謝辞;クリスティーナとそのまがいもの、あるいは秘密警察の記録文書に載っていること/いないこと;ラレレ、ラレレ、ラレレ、あるいは生は美しいのかもしれない、無に等しいほどに;図体はこんなに大きく、モータ…(続く)
もくじ情報:どんな言葉も悪魔じみた回帰に無縁ではいられない;テーブルスピーチ;いらないことは考えないこと 時代批判文学に贈られるホフマン・フォン・ファラスレーベン賞への謝辞;クリスティーナとそのまがいもの、あるいは秘密警察の記録文書に載っていること/いないこと;ラレレ、ラレレ、ラレレ、あるいは生は美しいのかもしれない、無に等しいほどに;図体はこんなに大きく、モーターはこんなに小さい;いつもおなじ雪といつもおなじおじさん;細い通りをたどること;トウモロコシは黄金色、時間がない;誰かがしかし姿を消すと、小犬がしかし泡からそびえたつ オスカー・パスティオールのありきたりではないありきたり;なのに、ずっと黙っていた オスカー・パスティオールと「石のオットー」;人はつかみかかってくるものを見ようとする カネッティの「群衆」とカネッティの「権力」;どんな物もそれが在る場所を占めなければならないこと、わたしがそうであるところの者でなければならないこと M・ブレケル『すぐそばにある、ありそうにない現実から』;水たまりのほとりではどの猫も違った跳ね方をする;小さな停車駅のまなざし ユルゲン・フックスにおける記憶の方眼紙;わたしの身体がわたしを見捨てるとき E・M・シオランの死に寄せて;不安は眠りにつくことができない テオドール・クラーマーの詩に寄せて;「世界、世界、わが愛しき世界」わたしが唄うのを聴く人は、あたまが空っぽと思いこむ マリア・タナセと彼女の歌