内容紹介：ヨーロッパ私法・消費者法とドイツ私法の展開を分析し、日本の消費者契約法やデジタル世代の消費者保護に関する課題を明らかにする。
もくじ情報：第１部　国際私法・ＥＵ私法・ＥＵ消費者法（社会の変遷における国際私法の任務と方法の多様性；ＥＵ私法と不公正契約条項規制　ほか）；第２部　各国私法・消費者法―ドイツ・オーストリア・ポーランド（消滅時効法の仕組み―民法学、比較法および国際私法の観点から；ドイツ契約法のデジタル化―近時のドイツ民法改正の動向　ほか）；第３部　日本における私法・消費者法の課題（消費者契約法の在り方と裁判官に期待される役割；消費者契約法と事業者的消費者　ほか）；第４部　デジタル世代の消費者法（デジタルプラットフォーム取引と消費者保護―消費者法のデジタル化への対応；デジタルプラットフォーム事業者の販売責任　ほか）；第５部　国際交流・外国への発信（日韓中における共通契約法に向けての試み：『概説国際物品売買条約』翻訳プロジェクトの記録―ＣＩＳＧ成立４０周年を記念して；中田邦博・若林三奈・潮見佳男・松岡久和編『ヨーロッパ私法・消費者法の現代化と日本私法の展開』序文の翻訳）

中田　邦博(ナカタ　クニヒロ)
龍谷大学教授