|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
細見 和之(ホソミ カズユキ)
1962年、兵庫県丹波篠山市生まれ。京都大学教授(ドイツ思想)、詩人、大阪文学学校校長。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。博士(人間科学、大阪大学)。主な著書に『「戦後」の思想』(日本独文学会賞)、『「投壜通信」の詩人たち』(日本詩人クラブ誌界賞)、主な詩集に『ほとぼりが冷めるまで』(藤村記念歴程賞)、『言葉の岸』(神戸ナビール文学賞)、『家族の午後』(三好達治賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 細見 和之(ホソミ カズユキ)
1962年、兵庫県丹波篠山市生まれ。京都大学教授(ドイツ思想)、詩人、大阪文学学校校長。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。博士(人間科学、大阪大学)。主な著書に『「戦後」の思想』(日本独文学会賞)、『「投壜通信」の詩人たち』(日本詩人クラブ誌界賞)、主な詩集に『ほとぼりが冷めるまで』(藤村記念歴程賞)、『言葉の岸』(神戸ナビール文学賞)、『家族の午後』(三好達治賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
『サンチョ・パンサの帰郷』『望郷と海』で知られる戦後日本を代表する詩人・石原吉郎(一九一五~七七)。彼は厳寒の地シベリアで何を体験し、日本社会に何を見たのか。六二年の波瀾の生涯を丹念に辿り、詩からエッセイ、短歌俳句まで精緻に読み解き、戦中・戦後体験と作品世界を捉えなおす。
もくじ情報:第1章 記憶としての言葉―体験と作品の関係をめぐって;第2章 昭和一〇年前後の青春―誕生から応召まで;第3章 鹿野武一との出会いと戦争体験―応召からシベリア抑…(続く)
『サンチョ・パンサの帰郷』『望郷と海』で知られる戦後日本を代表する詩人・石原吉郎(一九一五~七七)。彼は厳寒の地シベリアで何を体験し、日本社会に何を見たのか。六二年の波瀾の生涯を丹念に辿り、詩からエッセイ、短歌俳句まで精緻に読み解き、戦中・戦後体験と作品世界を捉えなおす。
もくじ情報:第1章 記憶としての言葉―体験と作品の関係をめぐって;第2章 昭和一〇年前後の青春―誕生から応召まで;第3章 鹿野武一との出会いと戦争体験―応召からシベリア抑留まで;第4章 シベリアの日々―抑留から帰国まで;第5章 失語から詩作へ―帰国、そして『ロシナンテ』という楽園;第6章 詩集『サンチョ・パンサの帰郷』の世界―その三つの層をめぐって;第7章 強制された日常から―語り出されたシベリア;第8章 早すぎる晩年の日々―旺盛な詩作と突然の死;対談 言葉が記憶する―石原吉郎をめぐって 山城むつみ+細見和之