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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
溝井 裕一(ミゾイ ユウイチ)
関西大学文学部教授。1979年兵庫県生まれ。博士(文学)。専門はひとと動物の関係史、西洋文化史、ドイツ民間伝承研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 溝井 裕一(ミゾイ ユウイチ)
関西大学文学部教授。1979年兵庫県生まれ。博士(文学)。専門はひとと動物の関係史、西洋文化史、ドイツ民間伝承研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
ひとはなぜ水族館を作ったのか。その蒼い空間があらわすものは何か―。数々の問いとともに、私たちを一瞬にして幻想的な世界へといざなう水族館。この特異な空間を介したひとと水生生物とのかかわりについて、カラー写真を含む…(続く)
ひとはなぜ水族館を作ったのか。その蒼い空間があらわすものは何か―。数々の問いとともに、私たちを一瞬にして幻想的な世界へといざなう水族館。この特異な空間を介したひとと水生生物とのかかわりについて、カラー写真を含む約200点の図版をもとに古今東西の歴史を解き明かす。第40回サントリー学芸賞(社会・風俗部門)受賞作に新たな写真と文をくわえ、環境問題にゆれる水族館のあるべき未来像について語る決定版。
もくじ情報:第1章 水族館前史(古代人の水族「観」;中世ヨーロッパにおける水族「観」 ほか);第2章 モダンでレトロな近代水族館の世界(「アクアリウム」の誕生;帝国の水族館 ほか);第3章 日米の水族館と激動の時代(星条旗のもとで―アメリカ水族館物語;陸にあがった「龍宮城」―日本人、水族館と出会う ほか);第4章 非日常体験を求めて 「テーマアクアリウム」の世紀(新しい展示、新しい海のイメージ;「海洋パーク」と「テーマアクアリウム」の出現 ほか);第5章 水族館は境界をこえて 生きもの展示の未来(動揺する水族館;水族飼育をめぐる攻防―じっさいにあった事件が語ること ほか)