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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
鈴木 涼美(スズキ スズミ)
1983年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部在学中にAVデビュー。その後はキャバクラなどに勤務しながら東京大学大学院社会情報学修士課程修了。修士論文はのちに『「AV女優」の社会学』として書籍化。2022年『ギフテッド』が第167回芥川賞候補作、23年『グレイスレス』が第168回芥川賞候補作に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 鈴木 涼美(スズキ スズミ)
1983年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部在学中にAVデビュー。その後はキャバクラなどに勤務しながら東京大学大学院社会情報学修士課程修了。修士論文はのちに『「AV女優」の社会学』として書籍化。2022年『ギフテッド』が第167回芥川賞候補作、23年『グレイスレス』が第168回芥川賞候補作に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
2025年に取り壊しが決まっている期限つきの“棲み処”。そこで生きる人間たちの「欲望」を描いた著者初の連作集。両親が離婚し、母とふたりで暮らしている高校生の羽衣。母の自己中ぶりには慣れたがネ母の今の恋人のことは心底気にくわない。その男と別れてくれたら母の全てを許してやるのに。「501号室 十七歳はこたつで美白に明け暮れたい」。十年以上ホストとして生きてきた春樹。いずれは店を辞め同棲中の女を実家に連れていこうと考えていたが、女は勝手に出ていってしまい…。「309号室 三十三歳はコインロッカーを使わない」。子どもが欲しかどうかもよくわからないまま卵子凍結することを決めた有希子。人生の選択を先送りする最良の方法だと思ったけれど―。「403号室 三十九歳は冷たい手が欲しい」。ほか、全7篇を収録。