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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
倉石 信乃(クライシ シノ)
1963年長野県生まれ。詩人・批評家。明治大学理工学部総合文化教室教授。1989年から2007年まで横浜美術館学芸員を務めた。単著に、『スナップショット 写真の輝き』(大修館書店、2010年。日本写真協会学芸賞受賞)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 倉石 信乃(クライシ シノ)
1963年長野県生まれ。詩人・批評家。明治大学理工学部総合文化教室教授。1989年から2007年まで横浜美術館学芸員を務めた。単著に、『スナップショット 写真の輝き』(大修館書店、2010年。日本写真協会学芸賞受賞)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
遠く置き去りにされた土地を経巡り、多数の写真、歴史地誌、文学作品を紐解きながら、その風景に身を晒しつつ綴る、類のない思考の軌跡。島とは何か。所在なく孤絶してあるその特質に私たちの生きる場所を重ね、非所有の共同性に厳粛な希望を託すに到る、現在批評の誕生!「残置された風景」を撮り続けて現代を代表する写真家、北島敬三、笹岡啓子、露口啓二を論じる決定的論考も収録。島になっていく私。
もくじ情報:孤島論;遠近―東北と種差;似島の位置;島の印―宮本隆司の写真と徳之島アートプロジェクト;入植と先住―長万部と掛川源一郎の写真;自然の表現―露口啓二『自然史』;写真史の死角から―露口啓二『移住』;望来―大友真志“Mourai”;ダイヤモンド・ヘッドと水田;ヒロ―気だるさについて;地中という空間―カラウパパ、石巻、花巻;風景以後―北島敬三の写真;しひあかりの身体性―豊島重之の思考について;後の世界に―笹岡啓子の写真