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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
土屋 和代(ツチヤ カズヨ)
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻教授。専攻はアメリカ現代史、人種・エスニシティ研究、ジェンダー研究。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学、カリフォルニア大学サンディエゴ校歴史学研究科博士課程修了。Ph.D.(歴史学)。神奈川大学外国語学部准教授等を経て現職。著書にReinventing Citizenship:Black Los Angeles,Korean Kawasaki,and Community Participation(University of Minnesota Press,2014.第20回清水博賞受賞)な…( ) 土屋 和代(ツチヤ カズヨ)
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻教授。専攻はアメリカ現代史、人種・エスニシティ研究、ジェンダー研究。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学、カリフォルニア大学サンディエゴ校歴史学研究科博士課程修了。Ph.D.(歴史学)。神奈川大学外国語学部准教授等を経て現職。著書にReinventing Citizenship:Black Los Angeles,Korean Kawasaki,and Community Participation(University of Minnesota Press,2014.第20回清水博賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
BLM運動の半世紀前、黒人のシングルマザーたちが生み出した福祉権運動は、「ゆたかな社会」アメリカにおける貧困に光を当て、「救済に値する貧困層」と「値しない貧困層」という二分法を突き崩し、人種とジェンダーの平等を追求した。黒人自由闘争と第二波フェミニズムの歴史に再考を迫る、黒人女性た…(続く)
BLM運動の半世紀前、黒人のシングルマザーたちが生み出した福祉権運動は、「ゆたかな社会」アメリカにおける貧困に光を当て、「救済に値する貧困層」と「値しない貧困層」という二分法を突き崩し、人種とジェンダーの平等を追求した。黒人自由闘争と第二波フェミニズムの歴史に再考を迫る、黒人女性たちのラディカルな思想とは。
もくじ情報:序章 福祉権という思想;第一章 「世界に知らしめるときがきた」―福祉権運動の始まり;第二章 「仕事か福祉を!」―「貧困との戦い」と「貧困児童扶助を受給する名もなき母親たち」;第三章 「ワークフェア」との闘い―「就労奨励プログラム」をめぐって;第四章 「ゆたかな社会」における貧困を問う―生存権と保証所得;第五章 誰の〈身体〉か?―福祉権運動と性と生殖をめぐる政治;第六章 全米福祉権団体の解体―「反福祉のイデオロギー」;終章 「福祉」の解体と新たな運動の始まり