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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
池澤 夏樹(イケザワ ナツキ)
1945年北海道生れ。埼玉大学物理学科中退。1988年芥川賞『スティル・ライフ』、1993年谷崎賞『マシアス・ギリの失脚』、2000年毎日出版文化賞『花を運ぶ妹』他、受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 池澤 夏樹(イケザワ ナツキ)
1945年北海道生れ。埼玉大学物理学科中退。1988年芥川賞『スティル・ライフ』、1993年谷崎賞『マシアス・ギリの失脚』、2000年毎日出版文化賞『花を運ぶ妹』他、受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
人間は動物であった頃の生活の要素の多くを別のもので置き換えたが、実体は変わっていない。生きたウサギを苦労して捕まえて食べるかわりに、フランス料理店に行って野ウサギのシチューを食べるようになり、ヒグマに殺されるかわりに車に轢かれるようになった。しかし、どれだけ置換を重ねても生活の基本パターンは変わらないのだ。生きて、食べて、住んで、まぐわって、育てて、死ぬ。
もくじ情報:1(ぼくらの中の動物たち;ホモ・サピエンスの当惑;狩猟民の心);2(ガラスの中の人間);3(旅の時間、冒険の時間;再び出発する者);4(川について;風…(続く)
人間は動物であった頃の生活の要素の多くを別のもので置き換えたが、実体は変わっていない。生きたウサギを苦労して捕まえて食べるかわりに、フランス料理店に行って野ウサギのシチューを食べるようになり、ヒグマに殺されるかわりに車に轢かれるようになった。しかし、どれだけ置換を重ねても生活の基本パターンは変わらないのだ。生きて、食べて、住んで、まぐわって、育てて、死ぬ。
もくじ情報:1(ぼくらの中の動物たち;ホモ・サピエンスの当惑;狩猟民の心);2(ガラスの中の人間);3(旅の時間、冒険の時間;再び出発する者);4(川について;風景について;地形について;再び川について);5(いづれの山か天に近き;樹木論;ハイイロチョッキリの仕業)