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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
矢内 賢二(ヤナイ ケンジ)
1970年生まれ。東京大学文学部卒業、同大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。明治大学教授。専門は日本芸能史。2009年、『明治キワモノ歌舞伎―空飛ぶ五代目菊五郎』で第31回サントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 矢内 賢二(ヤナイ ケンジ)
1970年生まれ。東京大学文学部卒業、同大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。明治大学教授。専門は日本芸能史。2009年、『明治キワモノ歌舞伎―空飛ぶ五代目菊五郎』で第31回サントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
十八歳で『弁天小僧』を初演し、大当たり。明治の改元と共に大名跡を襲名した、五代目尾上菊五郎。粋で華やかな歴史的名優は、実はとんでもないハイカラ好きだった!文明開化の渦中、珍奇な事件や風俗をネタに新作を次々上演。世間を熱狂させるも今や忘れ去られた「キワモノ歌舞伎」の断片から“時代と空気”を考察する!サントリー学芸賞受賞作。
もくじ情報:第一章 散切り頭と神経病(どれが女か男やら―『富士額男女繁山』;幽霊より人が怖い―『木間星箱根鹿笛』);第二章 明治の闇には悪女がいる(高橋お伝は妖怪か―『綴合於伝仮名書』;居場所のない女―『月梅薫朧夜』);第三章 見世物は世界をひらく(サーカスがやってきた!―『鳴響茶利音曲馬』;見上げる人たち―『風船乗評判高閣』);第四章 軍服を着た菊五郎(風呂屋の亭主と上野の宮様―『皐月晴上野朝風』;日清戦争で負けたのは誰だったか―『海陸連勝日章旗』)