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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
伊藤 貴雄(イトウ タカオ)
1973年、熊本県生まれ。創価大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(人文学)。マインツ大学ショーペンハウアー研究所客員研究員等を経て、創価大学文学部教授。東洋哲学研究所研究員。専門は哲学、倫理学、思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 伊藤 貴雄(イトウ タカオ)
1973年、熊本県生まれ。創価大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(人文学)。マインツ大学ショーペンハウアー研究所客員研究員等を経て、創価大学文学部教授。東洋哲学研究所研究員。専門は哲学、倫理学、思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
「われらが内なる道徳法則と、われらが上なる星輝く天空!カント!!!」―一八二〇年、四十九歳のベートーヴェンは、そう書き記した。《第九》初演のおよそ四年前のことである。引用された『実践理性批判』の結語に加えられたわずかな変更と、この大いなる感激は、何を物語るのか。はたして哲学は音楽に影響をもたらしたのか。ベートーヴェンと、彼を取り巻く文化的・社会的文脈から《第九》を生んだドイツの時代精神を描き出す!
もくじ情報:第1講 啓蒙都市ボン;第2講 ボン大学の教授たち(その1);第3講 ボン大学の教授たち(その2);第4講 皇帝カンタータ;第5講 歓喜に寄す;第6講 無限と宇宙;第7講 シラーとカント;第8講 危機の時代;第9講 歌劇“レオノーレ”;第10講 苦悩を突き抜けて歓喜へ;第11講 カント宇宙論に挑む;第12講 会話帳をめぐる問い;第13講 星空のエチカ;第14講 第九交響曲