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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
畑野 智美(ハタノ トモミ)
1979年東京都生まれ。2010年「国道沿いのファミレス」で第二三回小説すばる新人賞を受賞。2013年に『海の見える街』で、14年に『南部芸能事務所』で吉川英治文学新人賞の候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 畑野 智美(ハタノ トモミ)
1979年東京都生まれ。2010年「国道沿いのファミレス」で第二三回小説すばる新人賞を受賞。2013年に『海の見える街』で、14年に『南部芸能事務所』で吉川英治文学新人賞の候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
四十歳を迎えたミチルは、小さな洋食屋「アネモネ」でアルバイト店員をしている。仕事は気に入っているものの、世界に蔓延する感染症の影響で収入が激減。いつか元通りになると信じ貯金を取り崩しながら生活していたが、いよいよ転居を余儀なくされてしまう。そんなミチルを温かく迎えてくれたのは、四十歳以上独身女性限定のシェアハウス「若葉荘」だった。それぞれ事情を抱える女性たちが、迷いながらもたくましく生きる様を見て、ミチルは自分の幸せを、他の誰でもない自分で叶える術を身につけていく。「明日」が不安なあなたへ―寄り添い、勇気をくれる物語。