内容紹介：統合と分裂を繰り返した古代中国史で「野蛮な夷狄」であるはずの遊牧民が統一王朝を支配した時代も少なくない。巨大帝国を維持し結束させた思想は何だったのか。
“野蛮な夷狄”が新たな中華文明を拓いた。異民族による巨大帝国支配。天下を統合した思想の変遷に迫る。
もくじ情報：第一章　中国史にとっての遊牧民；第二章　中華文明の成立と夷狄；第三章　中華古典世界と夷狄；第四章　中華と夷狄の対峙；第五章　夷狄を内包する中華世界；第六章　夷狄による中華の再生；第七章　新たな中華の誕生

松下　憲一(マツシタ　ケンイチ)
１９７１年、静岡県生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士後期課程東洋史学専攻修了。博士（文学）。愛知学院大学文学部教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）