内容紹介：祝言の日に起きた食あたり事件。毒を盛ったのが知人の巳助と聞いたおいちは、花嫁化粧のまま現場に駆け付ける。人気シリーズ第六弾！
医者を目指しつつ、女としての幸せもつかもうとするおいちは、飾り職人・新吉との結婚を決意する。しかし祝言の当日、ある商家で毒物混入事件が起き、若旦那の乳母が服毒死。犯人だと名乗り出たのは、なんと菖蒲長屋の元住人だった。この世に思いを残して死んだ人の声を聞けるおいちは、この奇怪な事件の謎を解くことができるのか。仕事も家庭も手に入れたい娘の奮闘と成長を描いて話題の、青春「時代」ミステリー第六弾！

あさの　あつこ(アサノ　アツコ)
１９５４年、岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。小学校の臨時教師を経て、作家デビュー。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリー２』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー１～６』で小学館児童出版文化賞、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）