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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
宮間 純一(ミヤマ ジュンイチ)
1982(昭和57)年千葉県生まれ。2005年中央大学文学部史学科卒業。12年中央大学大学院文学研究科日本史学専攻博士課程後期課程修了。博士(史学)。宮内庁書陵部研究員などを経て、16年国文学研究資料館准教授、18年中央大学文学部准教授、22年より同教授。専攻/日本近代史・明治維新史・アーカイブズ学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 宮間 純一(ミヤマ ジュンイチ)
1982(昭和57)年千葉県生まれ。2005年中央大学文学部史学科卒業。12年中央大学大学院文学研究科日本史学専攻博士課程後期課程修了。博士(史学)。宮内庁書陵部研究員などを経て、16年国文学研究資料館准教授、18年中央大学文学部准教授、22年より同教授。専攻/日本近代史・明治維新史・アーカイブズ学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
ペリー来航から王政復古までの過程は、志士や雄藩大名たちの「成功物語」として語られる。だが、こうした英雄史観は、明治政府が自らを正当化するために創り上げたものだ。勤王をめぐる志士の…(続く)
ペリー来航から王政復古までの過程は、志士や雄藩大名たちの「成功物語」として語られる。だが、こうした英雄史観は、明治政府が自らを正当化するために創り上げたものだ。勤王をめぐる志士の分裂、戊辰戦争での幕府への協力、藩への強い思慕など、各地で様々な歴史があった。本書は、周防大島、飯能、秋田大館、佐倉など明治維新を記憶に刻む地域を追い、時の政治や地域社会の影響を受け、書き替えられてきた物語の軌跡を描く。
もくじ情報:序章 明治維新の「記憶」の正体を求めて;第1章 笠間の「志士」たち―記憶/忘却される者;第2章 四境の役と周防大島―讃えられる功績;第3章 飯能戦争―塗り替えられる記憶;第4章 秋田大館の戊辰戦争―中田家の記録;第5章 旧佐倉藩主堀田家と「開国」―創られる記憶