内容紹介：神話とは、「我々はどこから来たのか　我々は何者か　我々はどこへ行くのか」という問いに、世界各地の民族や文化がさまざまな物語を紡ぐことで答えてきたもの。世界の神話伝承を大胆かつ丁寧に比較し、現代的な知見も加えて読み解いて、この壮大なスケールの人間文化の本質と魅力に迫る。
世界中に残る「はじまり」の物語。愉快で深い「私たちの起源」とは？なぜ男女ペアの神から世界が生まれるのか？なぜ「死者の国へ亡き妻を訪ねる」神話が、日本・西欧・南太平洋で伝承されたのか？謎を解くカギは“想像と知”にあった！
もくじ情報：序章　神話を知るために；第１章　神について考える；第２章　神話が伝えていること；第３章　神話と歴史はどう関わるのか；第４章　神話から何が学べるのか

平藤　喜久子(ヒラフジ　キクコ)
山形県生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学、博士（日本語日本文学）。専門は神話学、宗教学。現在、國學院大學神道文化学部教授。ＮＨＫ　Ｅテレ「趣味どきっ！」の「ニッポン神社めぐり」シリーズで講師を務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）