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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
斎藤 充功(サイトウ ミチノリ)
1941(昭和16)年東京生まれ。東北大学工学部を中退後、民間の機械研究所に勤務。その後、フリーライターとなる。共著を含めて五十冊以上のノンフィクションを手がけ、中でも陸軍中野学校に関連する著作が最も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 斎藤 充功(サイトウ ミチノリ)
1941(昭和16)年東京生まれ。東北大学工学部を中退後、民間の機械研究所に勤務。その後、フリーライターとなる。共著を含めて五十冊以上のノンフィクションを手がけ、中でも陸軍中野学校に関連する著作が最も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
一九四五(昭和二十)年八月の日本降伏直後、ソ連沿海州で「日ソ停戦交渉」が行なわれた。通訳を務めたのは、在満洲国ハルビン日本総領事・宮川舩夫。だが彼は単なる通訳ではなかった―。外務省きってのロシア通で、対ソ情報収集の最前線に立つインテリジェンス・オフィサーでもあった宮川は、戦後ソ連に拘束・収監され、モスクワで獄死したことすら秘された。なぜソ連は真実を隠し続けたのか。ソ連軍の満洲侵攻から八十年、その舞台裏が明かされる。
もくじ情報:プロローグ 屈辱の日ソ停戦交渉;第一章 ハルビン陥落―「不当逮捕」された日本人外交官;第二章 修験者の末裔―山形からロシアへの道程;第三章 外務省きってのロシア通―「勉強がなによりです」;第四章 日ソ中立条約という頂点―対ソ外交の最前線;第五章 鳴らし続けた警鐘―熾烈な情報戦から降伏に至るまで;第六章 四十二年ぶりの遺書―遅すぎた「名誉回復」と家族の物語;エピローグ “獄中写真”が物語るもの