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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
中村 達(ナカムラ トオル)
1987年生まれ。専門は英語圏を中心としたカリブ海文学・思想。西インド諸島大学モナキャンパス英文学科の博士課程に日本人として初めて在籍し、2020年PhD with High Commendation(Literatures in English)を取得。現在、千葉工業大学准教授。日本語の著書に『私が諸島である―カリブ海思想入門』(書肆侃侃房、2023)。2024年11月、同書で第46回サントリー学芸賞(思想・歴史部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 中村 達(ナカムラ トオル)
1987年生まれ。専門は英語圏を中心としたカリブ海文学・思想。西インド諸島大学モナキャンパス英文学科の博士課程に日本人として初めて在籍し、2020年PhD with High Commendation(Literatures in English)を取得。現在、千葉工業大学准教授。日本語の著書に『私が諸島である―カリブ海思想入門』(書肆侃侃房、2023)。2024年11月、同書で第46回サントリー学芸賞(思想・歴史部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
自由、革命、家族、教育、国家…風景に沈む地域的記憶を訪ねて。西洋の思想家が信奉する歴史の「外」に置かれてきた、カリブ海作家たちが想像/創造するオルタナティヴな思想の精華。
もくじ情報:序章 私たちがいなくなることはない;第1章 カリブ海作家と「記憶」との諍い;第2章 ホモ・ナランス 「遭遇」の記憶を物語ること;第3章 中間航路を読む 奴隷船と底知れぬ深淵の記憶;補論 逃走/闘争の記憶 奴隷制とポスト西洋的な自由概念としての「マルーン化」;第4章 カリブ海の偉大な叙事詩 革命闘争の記憶;第5章 フラクタル・ファミリーズ 家族と記憶の倫理学;第6章 音楽という記憶装置 植民地支配の傷としてのトラウマ;第7章 植民地の教育と記憶 未来のために振り返る力;第8章 共に祝うために 国家としての記憶;第9章 革命は男の顔をしているか カリブ海の女性の記憶