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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
田嶋 隆純(タジマ リュウジュン)
1892年栃木県生まれ。13歳で仏門に入り、豊山大学(現・大正大学)で河口慧海に師事、チベット仏教を学ぶ。1931年ソルボンヌ大学(現・パリ大学)に留学、文学博士号を取得。真言宗豊山派大僧正。大正大学教授。正真寺(東京・小岩)住職。49年6月、米軍管轄下の巣鴨プリズン2代目教誨師に着任。これを機に戦犯死刑囚の助命嘆願運動に尽力し、収容者から「巣鴨の父」と慕われる。57年、病没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 田嶋 隆純(タジマ リュウジュン)
1892年栃木県生まれ。13歳で仏門に入り、豊山大学(現・大正大学)で河口慧海に師事、チベット仏教を学ぶ。1931年ソルボンヌ大学(現・パリ大学)に留学、文学博士号を取得。真言宗豊山派大僧正。大正大学教授。正真寺(東京・小岩)住職。49年6月、米軍管轄下の巣鴨プリズン2代目教誨師に着任。これを機に戦犯死刑囚の助命嘆願運動に尽力し、収容者から「巣鴨の父」と慕われる。57年、病没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
一九四五年秋にGHQが接収し、四〇〇〇人以上のBC級戦犯者が収容された巣鴨プリズン。国家の命で戦場に立ち、理不尽に裁かれた死刑囚拘置所に、一人の教誨師が着任した。日本人として唯一処刑に立ち会い、助命嘆願にも奔走。「巣鴨の父」と敬愛された仏教者が克明に記載した受刑者の日常と、遺書から考える、戦争と犯罪の倫理!
もくじ情報:巣鴨の教誨師となるまで;「死の喜び」よりも「生の喜び」を;処刑の立ち会い;刑場への道;拘引記―二十八時間の記録;罪業感と戦争観;最後の晩餐;死刑囚の面会;死刑囚と仏教;追補