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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
和田 敦彦(ワダ アツヒコ)
1965年、高知県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、早稲田大学教育・総合科学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 和田 敦彦(ワダ アツヒコ)
1965年、高知県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、早稲田大学教育・総合科学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
戦時下、人々は何を読み、何を考え、何になつていったのか。子供・勤労青年・女性・エリート学生…都市・農村…ベストセラーや発行部数からは明らかにならない、各階層・各地域の読書と生のリアルを、戦前・戦中になされた「読書調査」から掘り起こす。統制され、抗い、適応し、殉じていく、多様で複雑な戦下の読書の実践に目を凝らす、未踏の研究の精華。
もくじ情報:はじめに 思想統制という幻像;序章 読書は国家のために?―読書調査と思想統制;第一章 子供は見てはいけない―「悪書」の誕生;第二章 勤労青年は何を求めたか―娯楽と修養のはざまで;第三章 銃後女性の読書とその動員―忘れられた小説と忘れてはならない小説;第四章 ファシズムとエリート学生との回路―愛と認識との行方;終章 読書を掘り起こす―「見えない」読者を追って;おわりに 読書傾向調査の系譜